STATION TO STATION

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TD

Author:TD
国際協力の仕事をしています。

2009年にアムステルダムのRoyal Tropical Instituteで修士号を取り、その後開発コンサルティング会社や政府系援助機関で働いています。

現在、タイで働いています。

ブログのタイトルであるStation to Stationは、David Bowieの76年のアルバム名を引用しています。

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日本人が知らない世界と日本の見方

自分の中で今年のトップ3に入りそうな本です。


日本人が知らない世界と日本の見方日本人が知らない世界と日本の見方
(2011/09/21)
中西 輝政

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仕事柄、国際関係国際政治に興味を持っていますが、自分の中でぼんやりと考えていたことがクリアに、そして順序立って書かれています。自分の中で、繋がった感覚があります。

それほど厚い本ではないのですが、要チェック箇所が多すぎです。

一番印象的だったのは、「今まではグローバリゼーションだったけれど、これから徐々に国家主義に変わっていくだろう」という一節です。

この箇所を読んだだけで、十分の元が取れた気がします。

ヨーロッパなどでは、現在ユーロ崩壊か?という事態ですし、数年前からドイツやフランスの首相が移民政策は失敗だったと言っており、実際色々な歪が出ているように思います。異民族に寛容なはずのオランダでさえも、極右政党が支持されているようですし。

日本も、移民政策に関する議論は色々なされていて、なかなか結論は出ていないですが、これは本当に慎重に考えるべき問題なんだと思います。(シンガポールは、日本みたいな余裕はないからどんどん移民を受け入れると最近報道されていましたが)

戦争に関する記述も多く、とくに戦争後は国家という枠組みを取っ払ってしまったほうが、平和になるのではないかという件などが興味深かったです。要はアナーキストの考え方です。

ジョンレノンがimagineで国境をなくせばいいね、と歌っていますが、当時の冷戦下でそれがどれほどアメリカにとって危険な思想であったかというのが分かります。撃たれたのは、やっぱり国家権力が関係していたのではと思わずにはいられません。

国際関係論というのは、極めてアングロサクソン的な学問というのは初めて知りました。アメリカ、イギリス、(そしてイスラエル)的な学問なんですね。これまでの歴史でなぜイギリスとアメリカが世界の中心だったのかというと、それは戦争に勝ってきたからだといいます。1次大戦、2次大戦、そして冷戦。全部勝ってきた。だから、世界の共通語は英語である。

今は、そのアメリカに追いつこうと中国やロシアが必死になって軍備を補強して軍拡化していますが、それも今までの歴史を踏まえた上での行動だと思います。


この本を基礎としつつ、色々な国際関係/歴史に関する書物に手を伸ばしていこうという気になりました。







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comments(0)|trackback(0)|書・映画・音楽|2012-02-10_07:37|page top

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