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Author:TD
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2009年にアムステルダムのRoyal Tropical Instituteで修士号を取り、その後開発コンサルティング会社や政府系援助機関で働いています。

現在、バンコク(タイ)在住

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グアテマラの危険さ

中米をこよなく愛するものとして、中米の記事などを見かけると嬉しくなってついつい読んでしまうんですが、大体良い記事というのは少ないです。そもそも中米に対する記事が少ないわけで、珍しくて読んでしまいます。

TIMEに、グアテマラの大統領選と治安に関する記事が出ていました。

グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス。
この3カ国は、アメリカの軍隊の指導者に言わせると、「アフガンやイラクを除けば、世界で最も死に近い地域である」ということです。

この表現は強烈ですね。紛争地域を除けば一番危険だといっているようなものですからね。

グアテマラが特に酷いと言うことです。

最近、グアテマラでは大統領選が行われて、元軍人が大統領に就任したようです。軍人とグアテマラというのはきっとも切れない関係があります。36年の内戦の中で、軍人は大きな役割を担っていたからです(ゲリラと戦った)。

新大統領は、治安をよくしていくことを所信表明で述べています。警察を質と量を上げていこうと考えているようです。

例えば、グアテマラの首都には、景観は人口当たり600人に1人の割合しかいません。ニューヨークだと200人に1人になります。
なぜ、警官が少ないのかというと、汚職でクビになった警官が多いからです。。。

この汚職というのも、かなり根が深いもので、中米というのは警官の汚職や癒着が多いのです。ギャングや麻薬カルテルと癒着している警官が多いのですね。上層部だって(むしろ上層部のほうが)、癒着しているような。。。

でも、仕方ない面もあるのです。ギャングや麻薬組織からの癒着や汚職を断ると命の危険に晒されます。そうやって殺された警官というのは、具体的な数字は出てきませんが、きっと凄く多いんだろうと想像できます。

きちんとトレーニングされた警官を確保しつつ、さらにはそういう警官たちにきちんした給与を払えることが大切なんですが、グアテマラの場合、税収のGDPに占める割合がたった10%しかなくて、そんなもんだからなかなか警官を確保することができないということです。治安も大切ですが、保健や教育も大切なわけで、そちらにプライオリティがいってしまうのはしょうがありません。

では、軍隊はどうなのかというと、これも結構クセもので、内戦時代の軍人が結構悪さをしていたり、麻薬組織と共同戦線を張っていたりしている現状があります。もちろん、しっかりした軍隊もいるんでしょうが。

そういうわけで、色々と治安面で問題を抱えているのがグアテマラです。そして、エルサルバドルやホンジュラスだって、グアテマラに比べれば少しはマシだというだけで、同じような課題を抱えているように思います。

普段生活をしていると、なかなかそういうのは感じなかったのですが、凄く根の深い問題だというのは実感としてありました。

映画「トラフィック」(名作)を思い出します。


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comments(1)|trackback(0)|中米(日記)|2011-12-19_21:30|page top

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やはり中米が好きなんだね。何回も行ったから、土地、空気、人や音楽に愛着を持つようになったのでしょう。