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Author:TD
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2009年にアムステルダムのRoyal Tropical Instituteで修士号を取り、その後開発コンサルティング会社や政府系援助機関で働いています。

現在、バンコク(タイ)在住

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小説がもつ毒

ノルウェーの森の映画を見たら、また小説を読んでみたくなりました。

家中を探したのですが、下巻したみつからず。でも、下巻から読み始めました。

以前、なにかのビジネス書で、「小説が持つパワーに圧倒されてしまって、一週間くらい仕事が手につかなくなる。だから小説はなるべく読まない。」というのを読んで、そのときは、「小説ってそんなパワーというかエネルギーみたいなものがあるんだ。」くらいにしか思わなかったのですが、今回ノルウェーの森を読んでみて、すっかりこの小説の持つ毒にやられた気がします。この物語が持つ強烈なパワー(どちらかというと負のパワー)が、自分の内面に入ってきた気がします。数日テンションが下がっていました。

以前、村上春樹氏がインタビューの中で小説が持つ毒について語っていました。
うろ覚えですが、健在な身体がなければ、自分の書いた物語の持つ毒に自分自身がやられてしまうというようなことを話していたと思います。芥川龍之介や三島由紀、はたまた太宰治は、そのような自らが作り出す作品の内包する毒の犠牲者になったのかもしれません。小説家ではないですが、モーツアルトなんかも自分の作った作品の犠牲者になったという言われ方がされますね。

春樹氏の場合は、その毒に対して自覚的になりどのように対処するのかを深く考え、体を鍛える(マラソン!)ことによって、その毒と戦ってきた(飲み込まれずに、上手く消化した)のだと言います。

一読者が、読んでいるだけで圧倒されるのだから、書いている本人がその毒にやられてしまうというのは、なんとなく判る気がします。

毒はさておき、小説を読んで、もう一回映画を見てみたくなりました。
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comments(0)|trackback(0)|書・映画・音楽|2011-01-06_06:21|page top

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