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2009年にアムステルダムのRoyal Tropical Instituteで修士号を取り、その後開発コンサルティング会社や政府系援助機関で働いています。

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ボボズ-アメリカ新上流階級


アメリカ新上流階級 ボボズ―ニューリッチたちの優雅な生き方アメリカ新上流階級 ボボズ―ニューリッチたちの優雅な生き方
(2002/08)
デイビッド ブルックス

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かなり皮肉が効いていて、スノッブな内容ですが、扱っている内容は結構真剣です。

ボボズとは、ブルジョワ(Bourgeois)とボヘミアン(Bohemians)の頭文字をとったBOBOから来ています。アメリカの新エリートというわけです。

消費スタイルの革命、ビジネスライフの変貌、知的生活、精神的生活などの章に分かれて、BOBOSの生き方が生き生きと書かれています。

例えば消費スタイルの章では、ルール1と称して「贅沢品に大金をはたくのは俗物だけだ。BOBOは必要品だけに大金を使う」と書かれています。

「バスルームに2万5000ドルを使うのは高潔なことだが、豪華なサウンドシステムやワイドスクリーンテレビに1万5000ドルもはたいたり、野外ジャグジーに1万ドルも投資するのは下品である」といいます。

「最高級のトレッキングシューズに数百ドルを使うのは許されるが、背広に合う最高級な靴を買うことは、下品なことである。」

「人間はエクササイズすべきだという理由で、マーリンXLMのマウンテンバイクに4000ドルを投じることは許されるが、派手な大型モーターボートを買うのは、中身の無い人間のすることである。」

といった言葉が続きます。歯切れが良いです。

台所のような実用的な部屋ともなると、もう使う金は天井知らずです。
BOBOが出現するまでは、台所は卑しめられた場所だったのが、今ではすべての人が台所に復帰してきているといいます。


ルール2-たとえそれが自分の職業とは何も関係の無いものでも、プロも満足する品質だと思われるものであるかぎり、どんな多額のカネを投資しても完全に許される行為である。

「BOBOの中には、登山隊をエベレストに導けるようなプロ級のガイドはほとんどいない。しかし、遠征用の軽量、3枚重ねのゴアテックスで補強されたマーモット社のサンダーライト・ジャケットを買っていけないという理由は何も無い」

「ゆうに23世紀までは朝食用のパンを焼けるはずの300ドルの多目的産業用トースターが選択肢にあるときには、粗末な25ドルのトースターで我慢する必要はないのである。」

ルール5-BOBOは馬鹿馬鹿しいこだわり商品を買う。

「カネの堕落から身を守る努力の一つとして、BOBOはただ金持ちエリート、つまりBOBOよりずっと金持ちだが、ずっと教養の無い輩から遠ざかる努力に多くの時間を費やしている。彼らは、ヨットや宝石、フォアグラ、キャビア、トリュフのような下層階級が決してかえないようなものを楽しむ。しかし、BOBOは金持ち階級が決して買わないような商品を楽しむ。BOBOはみんなと同じように、鶏の脚を買うけれど、その鶏は生きていたときにはエリザベステーラーがヘルススパで受ける以上の扱いを受けた放し飼いされた鶏であることが多い。ポテトも買う、しかしそれはアイダホポテトではなく、フランス北部の特別な土壌でだけ育つミニチュアポテトであろう。」

このような内容が延々と続きます。スノッブの極みのような内容ですが、こういうのは割りに好きです。

読んでいて、アメリカにも歴然とした階級があるのだなということを認識します。そして大量消費ライフスタイルが徐々に変わっていくのかなという風にも感じます(でも貧しい人々にはこんな生活は出来ません)。

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