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Author:TD
国際協力の仕事をしています。

2009年にアムステルダムのRoyal Tropical Instituteで修士号を取り、その後開発コンサルティング会社や政府系援助機関で働いています。

現在、バンコク(タイ)在住

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研修の振り返り③

人間の安全保障とは?

難しい概念です。過去に、いくつか本を読みましたが、イマイチ理解できませんでした。

日本で人間の安全保障が叫ばれるようになったのは、せいぜい10年ほど前からです。割りに新しい概念であります。時の首相であった小渕氏によって提言されたようです。

分かりやすく言えば、人間の安全保障とは、「すべての人の自由と可能性を実現する」ことです。
この概念が生まれた背景とは、90年代初期の東西冷戦の終結と内戦の増加に伴い、国家の安全保障では不十分であるという認識が生まれ、そこから個人や社会に焦点をあてた人間の安全保障(Human Security)が生まれました。

* 国家よりも個人や社会に焦点をあてている。
* 国家の安全に対する脅威とは考えられてこなかった要因を、個人の安全への脅威に含める。
* 国家のみならず、地域・国際機関・NGOなど多様な担い手の存在。
* 個人が自らを守るための能力強化が必須。



人々を取り巻く脅威とは、どんなものがあるのでしょうか?
* 紛争、テロ
* 貧困
* 災害、環境破壊
* 感染症
* 経済危機
* 栄養失調
* 社会サービスの欠如
* 基礎インフラの未整備

これらの恐怖と欠乏には、密接な相関関係があります。
そして、もちろんこれらの状況が悪化するという危険性はいつもあります。

これらの恐怖や欠乏から、どのように人々を守るのか?
国家からの保護(トップダウン)と人々や地域、社会の能力強化(ボトムアップ)が挙げられます。
上からと下から、双方からサンドイッチで守っていくことが大切なようです。

具体的なアプローチを見ると、
1 マルチセクターアプローチ(横断的な取り組み)
2 トップダウンとボトムアップ(住民の意識の高まり+行政による持続的な支援)
3 多くのアクターとの連携(さまざまなアクターとの連携)
4 リスクマネジメント(そこに暮らす住民がリスクをマネジメントできるようになる)

日本は、こういったアプローチで途上国に住む人々の『安全』を脅かす問題に取り組んでいます。
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