STATION TO STATION

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TD

Author:TD
国際協力の仕事をしています。

2009年にアムステルダムのRoyal Tropical Instituteで修士号を取り、その後開発コンサルティング会社や政府系援助機関で働いています。

現在、タイで働いています。

ブログのタイトルであるStation to Stationは、David Bowieの76年のアルバム名を引用しています。

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Mara Salvatrucha

マラスという若者ギャングが、エルサルバドルでは幅を利かせています。
その最大勢力はMara Salvatruchaというグループです。

グループの成り立ちは、1980年頃まで遡ります。
この時期は、ちょうどエルサルで内戦が始まった頃で、アメリカに移民するエルサル人が多かったことと想像します。
グループが形成されたのは、エルサルバドル本国ではなくて実はアメリカのロスアンゼルスです。

もともとは、LAに移民したエルサルバドル人の若者たちが、他のギャング(メキシコ系や黒人系)から身を守るために結成しました。
その後、どんどん組織が大きくなり、色々な犯罪に手を染めるわけです。
もちろん、逮捕される者も多く、そういう者は母国であるエルサルに強制送還されました(ほとんどが不法移民なので、見つかれば強制送還)。
このようにして、この組織はエルサルに逆輸入されたのです。
そこから徐々に中米の他国にも勢力を拡大させ、どんどん組織は大きくなります。
組織は、北はカナダから南はパナマ(?)まで分散しており、メンバーの総数は3-5万人と言われています。

彼らのヴィジュアル面での特長は、そのTATOOに挙げられます。
体のいたるところに(顔にも)TATOOをしているので、見ればすぐ分かるそうです。
上半身裸で、TATOOをしていれば、彼は立派なmarasといって間違いないでしょう。

彼らの犯罪組織としての活動は、麻薬密売、銃の不法販売、不法入国の手伝い、殺人の請負、窃盗、強盗などです。

最近、エルサル人の知り合いににこの組織のリクルート方法を聞きました。
ひとつの方法として、小学校や中学校に行って、見込みのありそうな少年たちを口説くんだそうです。

また、組織に入るためには、様々な試験が用意されているようで、例えば道を歩いている一般人の中で赤いシャツを来ている人間をを撃って来いというかなり乱暴なものがあります(肝試し的な要素がある)。
こうした行動による一般市民の犠牲者は後を絶ちません。

2004年12月に、ホンジュラスのサンペドロスーラで起きた無差別殺人(バスの乗客28名が殺された。そのほとんどが女子供だったといいます)の犯人は彼らです。理由は、死刑を法律で認めようとしたホンジュラス政府に対する挑戦だったようです。

確かホンジュラスだったと思いますが、警察によるmaras撲滅を強化する動きがあったのですが、その指揮官だった人物が誘拐され、遺体で見つかりました。犯行はmarasの仕業であり、指揮官の遺体は蜂の巣だったといいます。
中米のどこの国も、marasには手を焼いているようで、なかなか彼らを規制する動きが出てきません。

彼らのせいで、グアテマラシティやサンサルバドルは、世界でもっとも危険な都市として挙げられています。
彼らさえいなければ、とてもいい街だと思うので、残念です。

でも、きっと彼らがいなくなることはないんだろうなと思います。現地の人々も半ばあきらめており、いかにして彼らに近づかないようにするか考えながら生活しているように思います。


以上、marasに関する情報でした。

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comments(0)|trackback(0)|中米(日記)|2010-09-04_13:30|page top

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