STATION TO STATION

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TD

Author:TD
国際協力の仕事をしています。

2009年にアムステルダムのRoyal Tropical Instituteで修士号を取り、その後開発コンサルティング会社や政府系援助機関で働いています。

現在、タイで働いています。

ブログのタイトルであるStation to Stationは、David Bowieの76年のアルバム名を引用しています。

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情報の非対称(information asymmetry)

公衆衛生を学んでいたときに出てきた言葉です。

医者と患者では、医学に対する知識に大きな開きがあり、それによりモラルハザードが発生するという問題です。

日本でも途上国でも、起こりえる問題かもしれません。
しかし聞くところによると、途上国での医者のモラルハザードがよく問題となるそうです。

たとえば、ある途上国の小さな町で、ある人が病気になったとします。
きっと、変な病気にかかったので、病院(保健ポスト)に行こうとするでしょう。
今の段階で、彼(彼女)は具合が悪いのだけど、いったい自分がどんな病気なのか皆目検討もつきません。
医学の知識を持たないので当然でしょう。

一方、医者は患者の病気に対する豊富な知識を持っています。

医者は、医学対する豊富な知識を持ち、一方患者は医学に対する知識がほとんどない。

つまり、医者が患者に対してどんな治療をしようが、患者はそれが本当に正しい治療なのかどうかわからないということです。
ですので、医者にモラルがなければ、その患者は本当はただの風邪なのに、まったく意味の無い治療を施し、多額の治療費を請求する可能性がうまれてくるわけです。

医療・保健の世界では、こういう問題が生じます。

これが、もし文房具屋とその客の関係で、客が一本のボールペンを欲しいとおもっている状況では、モラルハザードはかなりうまれにくいでしょう。
なぜなら、客が自分の欲しいものがわかっていますし、ボールペンに対する情報というのはそれほど多義に渡っていないからです。


ホンジュラスで遭遇した実話ですが、これもモラルハザードだと思います。
ホンジュラスなどでは、午前中に国の病院(public hospital)で働いて、午後から自分のクリニック(private clinic)で働く医者がいます。
モラルが欠けている医者は、たとえば午前中に自分が診断した患者に対して、ここではその治療のための薬が手に入らないので、午後から自分の経営しているクリニックへくるように言ったりします。
患者は、薬のことなんかまったく分からないので、午後にまたこの医者のクリニックにいく羽目になってしまいます。
それにより、この医者は私腹を肥やします。

こういうのに遭遇すると、ここにjusticeはないのだろうかと思ってしまいます
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comments(0)|trackback(0)|WORK|2010-05-28_08:28|page top

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