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2009年にアムステルダムのRoyal Tropical Instituteで修士号を取り、その後開発コンサルティング会社や政府系援助機関で働いています。

現在、バンコク(タイ)在住

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ボリビアの医師や看護師が持つ使命感のようなもの

いよいよ、調査も終盤です。

今日、保健大臣との面談があります。
なんと29歳の大臣。
キューバ帰りのお医者さんです。
以前、エルサルバドルで89歳の保健大臣(おばあちゃん)とお会いしたことがありますが、どちらの年齢も日本の価値感からすれば結構極端です。

ボリビアは、社会主義寄りの国家を維持していきたいと考えており、キューバやベネズエラと仲が良いです。
最近は、中国とも仲が良い。

キューバやベネズエラと仲が良いので、これらの国との交流は盛んです。
特に、キューバとは仲が良く、国策として留学生(医学生)をキューバに送って勉強させています。彼ら、彼女らは6-7年程度キューバで医学の勉強をして、医学部を卒業しボリビアに戻ってきます。

国際保健(グローバルヘルス)では、地域ごとにトレンドがあると思いますが、ここ中南米のトレンドは「新しいPHC(プライマリーヘルスケア)」です。
過去10年に渡って、PAHO(WHOのアメリカ事務所)が中心となり、新しいPHCというものを中南米諸国に対して導入しようと取り組んでいますが、この新しいPHCのコンセプトの基となっているのがキューバの家庭医制度となります。

平たくというと、新しいPHCとは「医師および看護師等の保健人材は、保健施設で患者が来るのを待っているだけではなく、積極的にコミュニティ(村)に入って行って、住民に対する健康教育等の活動を通して住民に自分たちの健康に関心を持ってもらい、自分たちで健康課題について解決策を探ること」ということになります。

これは、ドミニカ共和国でも、ホンジュラスでも、ニカラグアでも、パラグアイでも、ボリビアでも中南米ならどこでも行われています。

ここボリビアでは、キューバ帰りのボリビア人医師たちが、この新しいPHCの具現者になることが期待されており、若い医師たちは結構な僻地で活動をしています。

彼らの給与は、どちらかというとそれほど高くはありません。
キューバほどではないにせよ、医師で750ドル程度(月)、正看護師は600ドル程度(月)となります。医師と正看護師の給与があまり変わらないのが特徴的です。

医師に関しては、750ドル程度と物価を考えても少し安い気がします。
でも、キューバの医師と一緒でこの国の医師たちは、「尊敬するチェ・ゲバラと同じ職種についている」という誇りみたいなものがあるのかもしれません。(ちなみに、チェ・ゲバラが殺されたのはボリビアのアンデス地域の中です)

この国の若い医師たちと話をすると、「国民の健康が少しでもよくなるために働く」という使命感みたいなものを持っているように感じます。もちろんそうではない医師もいますが、少なくとも公立医療施設で働く医師たちは、何かしらの使命みたいなものを持っているように感じます(使命を持つように課せられているのかもしれませんが、社会主義国家だけに)。

ボリビアで新しく始まる保健プロジェクトが少しでも、彼らや彼女らの役に立てればなと思います。そして、ボリビア人の健康状態(中南米ではハイチに次いで良くない)が少しでも良くなればと思います。
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comments(0)|trackback(0)|WORK|2015-12-02_23:54|page top

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