STATION TO STATION

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TD

Author:TD
国際協力の仕事をしています。

2009年にアムステルダムのRoyal Tropical Instituteで修士号を取り、その後開発コンサルティング会社や政府系援助機関で働いています。

現在、タイで働いています。

ブログのタイトルであるStation to Stationは、David Bowieの76年のアルバム名を引用しています。

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母校から研修のお知らせ

2008年から一年間学んでいた、オランダはアムステルダムのKIT(王立熱帯研究所)から研修のお知らせを受けました。
10日程度のショートコースで、主要テーマはUHC(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ)です。

UHCとは、なんぞや??

「The goal of universal health coverage is to ensure that all people obtain the health services they need without suffering financial hardship when paying for them.」ということになります。

簡単に言うと、「世界中のすべての人々が、必要な保健医療サービスを、負担可能な費用で受けられること」です。

日本には、世界に誇るべき国民皆保険制度があるので、(今のところは)質の高いサービスを負担可能な費用で受けられます。これって、当たり前のように思われるかもしれませんが、世界的にみてもかなり特殊な(素晴らしい)制度なんですね。

安倍総理は2年前にイギリスの医学ジャーナルであるランセット(LANCET)にUHCについて寄稿しています。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000014294.pdf

日本が誇る国民皆保険制度を日本ブランドとして、世界に売り出そうとしているようです。

ちなみに、アメリカのように一回救急車を呼んだだけで、数百万円請求されたり、盲腸手術で何十万円と請求されるような国は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジが達成できているとは言いません。

http://www.jcie.or.jp/japan/csc/ghhs/uhc/symposium2014/pdf/Maeda_j_JPN_WB_UHC_Synthesis.pdf

こちらに世界銀行によるUHCの調査結果がまとめられています。

僕は、2012年12月にワシントンDC本部で世界銀行とハーバード大学によるUHC共催セミナーに出席させてもらい、非常に勉強になりました。

UHCを考える際に重要なのは、途上国や中進国(高齢化の著しい将来の日本も)にとっては保健財政の部分だと思います。

十分なお金がない。

そうなると、治療よりも安価な予防医学をどう国民に浸透させていくか、そこにつきるように思います。高齢者に、いきなり運動をしましょうというのは難しいので、子どもの頃から運動や栄養、睡眠に対する教育がキーポイントだと思います(教育は時間がかかりますが。。)

すでに世銀のコースを受講しているので、母校のコースには参加しませんが、7月のオランダ(アムステルダム)は、日が長いしあまり暑くないし、滞在するにはいい季節です。
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comments(2)|trackback(0)|PUBLIC HEALTH|2015-06-12_07:41|page top

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No title
途上国でドライバーや秘書を雇う際に、健康保険などの話になり、雇用者としての立場から途上国の保険制度について考えることがありました。一言でいうと、適当。制度もいまいち。被保険者の意識もいまいち。そんな状況なので、雇用する側もちょっとどうしていいか迷ったこともありましたが、最終的には、アウトソーシング会社を経由して、雇用者の保険をPJでカバーすることができました。

保健制度はとても身近なことなので、色々勉強してみたいと思いました。
No title
Khumoさん

中南米では、公的機関の医療施設は無料なことが多いんですが、そういう制度に慣れた人たちは、健康保険という概念を理解するのが少し難しいかもしれないですね。