STATION TO STATION

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TD

Author:TD
国際協力の仕事をしています。

2009年にアムステルダムのRoyal Tropical Instituteで修士号を取り、その後開発コンサルティング会社や政府系援助機関で働いています。

現在、タイで働いています。

ブログのタイトルであるStation to Stationは、David Bowieの76年のアルバム名を引用しています。

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経済における新しいルール→Localnomics

TIMEを読んでいると、面白い記事が。経済におけるルールに変化があるという話です。

以前、The World is Flatという本が売れました。要はグロバーリゼーションが進み、世界はフラットに(ひとつに)になると。でも、実際にはそれほどフラット化していないのではないかとこの記事には書かれています。

そのひとつの現象が、Localnomics。LocalとEconomicsをミックスしたもので、地産地消といえるかもしれません。地産地消というと一次産業だと思われるかもしれませんが、ここでは製造業も入っています。

どういうことかというと、中国や海外に出ていった工場が、アメリカ本土に戻ってきているということです。

その理由はいくつかあるのですが、コスト面が大きいようです。もちろん、中国を例に上げれば人件費はまだまだ中国のほうが安いのですが、10年前に比較するとアメリカ人と中国人の人件費の差はだいぶ小さくなりました。

例えば2000年だとその割合は100対3だったのですが、2015年には100対17になるようです。まだだいぶ差があるように見えますが。。

ビジネス上のリスクもあります。例えば、汚職です。
ビジネス上の汚職指数(10=良い、1=悪い)を見ると、アメリカは7、ブラジル3.8、中国3,6となっており、汚職の問題は大きいですね。日本企業もここで色々と搾取されているのではないかと想像します。

また、アメリカ国内の製造業では、ロボット(コンピューター)を導入することにより、中国人の人件費よりも安価で済むとなっています。でもそうなると人間が必要ではなくなるのでは無いかと思いますが、そうではなくてそれらのロボットを使いこなすために人間が必要なのだそうです。それもブルーワーカーではなくてある程度の学歴を持った人たち(High-Tech ワーカー)。

ある試算によると、アメリカでは製造業の雇用が今後10年で1400万人増えるとされています。そうなると、High-Tech ワーカーが不足する可能性が出てくるので、オバマ大統領の雇用創出の政策も後押しし、製造業大手と技術系の短大が提携して、それらの人材を育成しようというプログラムが生まれているようです。ここらへんは、日本よりもはるかに仕事が速いです。

例えば、キャタピラー社ではサウスダコタ州にエンジニアリング系のデザインセンターを設置し、短大と組んでいます。


以前、世界開発報告書のセミナー参加し、雇用を創出するには製造業しか無いという話を聞き、そことリンクするのですが、製造業というのはその政府にとって非常に大きな存在だと思います。

この時のセミナーで印象的だった話の一つが、製造業の割合がその国の経済活動の45%に達すると、そこから製造業の割合は徐々に下がっていくというのがあります。

1980年代の日本、2000年代初頭の韓国もそうだったようです。製造業からサービス業にシフトしていきました。そして中国の現在の製造業の割合がちょうど45%なのです。ですから、中国においても今後は製造業の割合が徐々に下がっていくことが予想されます。

自分の予想では、遅かれ早かれ中国の海外資本の工場は、より安価な地域(バングラやカンボジア、ミャンマーなどの東南アジア)に移っていくと思っていたのですが、このTIMEの記事を読む限り、アメリカ企業に関してはアメリカにも移っていくことになりそうです。日本はどうなるのかな?

During the great moderation, finance was the industry that ruled the world but that is changing.

アメリカ製造業の復活。

あまり自分には関係の話なんですが、こういう変化を見るとワクワクします。
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comments(0)|trackback(0)|その他|2012-09-30_12:07|page top

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